伊坂幸太郎原作?そんなん知るか!ハチャメチャJAPANなポップコーンムービー

Introduction

TOKYO to KYOTO 爽快ノンストップ殺し屋アクション

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」を「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化。日本の新幹線を舞台にコミカルかつド派手なアクションを繰り広げる。

ブラッド・ピット演じる世界一運の悪い殺し屋レディバグが引き受けたのは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りるだけという簡単なミッション。ところが持ち前の運の悪さを発揮して事態はどんどん悪化。超高速列車に居合わせた9人の殺し屋たちの思惑が複雑に絡み合い、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かってノンストップで加速していく!

 
本ページの情報は2023年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

たまに映画見るオヤジの戯言

伊坂幸太郎の小説が大好きな私。この映画の原作「マリアビートル」もモチロン読んでいて、制作発表があったとき、かなり楽しみにしていました。
そしたら公開のときに出てきたのがこのビジュアルでしょ。食わず嫌いのままで観ていなかったわけですが、配信に出てきたから暇つぶしにと観はじめたら面白い面白い!

レビューや口コミを読んでみると結構批判的なコメントも多かったので全く期待していなかったから見事に裏切られました。このビジュアルで冒頭からのテンポ感で、伊坂幸太郎がどうのとか日本が舞台でどうのとか、考えちゃ、ダメよーダメダメ。それこそ野暮ってもんですよ。

極度にデフォルメされた極彩色の日本やハイテク列車の内外装。同じ列車に乗り合わせた殺人鬼たちのキャラクターも、原作愛を感じさせつつそれぞれがダイナミックに飛び越えて、車両ごとのカラーリングやアクションの変化で全く飽きさせない。そして最高潮に盛り上がるアクションシーンに流れるサウンドトラックは麻倉未稀の「ヒーロー」!夜もヒッパレでも始まったのかと思わず耳を疑っちゃったよ。
日本公開だけの特別仕様かと思ったら世界中で使われていたんですって。実際なんの違和感もなくて選曲スゴ。「ヒーロー」のほかにも、「上を向いて歩こう」や、アヴちゃん(女王蜂)の「Stayin' Alive」、奥田民生の「Kill Me Pretty」など日本人の楽曲も沢山使われています。


コロナの影響で日本でのロケが出来なかったとかトラブルもあったようですが、主演のブラッド・ピットをはじめとして、ジョーイ・キング、真田広之、マシ・オカ、サンドラ・ブロック、チャニング・テイタム、ライアン・レイノルズをそろえて、ド派手な演出をバンバンブチかまして、ハリウッドが本気で作ったB級フィルムに仕上がってます!(そこがハマる人とハマらない人がいる要因か)僕は大好き。とにかく、何も考えず大船(超高速列車)に乗った気持ちで観てみてください!

ひとことまとめ

ストレスが溜まったとき、軽めの映画を観たいときに観て欲しい!流し観でも全然OK。ただただ楽しい一作。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
Bullet Train
製作国:アメリカ
上映時間:126分

STAFF&CAST
監督 デビッド・リーチ
脚本 ザック・オルケウィッツ
原作 伊坂幸太郎
出演 ブラッド・ピット/ジョーイ・キング/アーロン・テイラー=ジョンソン/ブライアン・タイリー・ヘンリー/アンドリュー・コージ/真田広之/マイケル・シャノン/バッド・バニー/サンドラ・ブロック/サジ・ビーツ

amazonで観る




コメント