Introduction
イギリス海峡発、北はバスク、南はアンダルシアまでスペインを五感で味わう至極のロードムービー
イギリスのショービジネス界で活躍するスティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンが、グルメ取材の旅に出る人気シリーズ。一度は訪れたいスペインの観光名所が、極上の料理やワインと共に五感を楽しませてくれる。仕事も人生も成功しているふたりだが、恋人のこと、離れて暮らす息子との関係など悩みはつきない。5泊6日の旅を終える頃、スティーヴはある決断をロブに伝えるのだが…。人生の岐路に立つ中年男性が旅の終わりに気づく本当に大切なものとは。 スペインは呼んでいる公式サイト
ご確認ください。
たまに映画見るオヤジの戯言
この映画を観る前提として、「スペインの美しい風景やグルメをウィットに富んだ会話劇で描く、軽いタッチのコメディ映画」・・・ではないので要注意。
全編通して映し出されるスペインの風景は素晴らしく美しく、旅情を誘う。
それなのに、映画の中心は主人公ふたりのマシンガントーク(モノマネ合戦)。
単に僕の知識(モノマネやジョークの元ネタ)が足りないのかもしれないけど、全くと言っていいほどついていけず。
ドキュメンタリータッチで本人役だからスティーブとロブまで嫌いになっちゃいそう。
グルメトリップなんだから、せめて料理に集中するか敬意をもって食べて欲しいと思うのは文化の違いか。
せっかくの美味しそうな料理をモノマネの合間に口に放り込んでいて、全くもっておいしそうに食べてくれない。
オッサン仲良し二人組の内輪ノリって傍から見るとこんななんだなー。自分も気をつけなきゃ、と変に反省してみたり。
そんなハイテンションな旅行の裏でスティーブとロブが抱えるアラフィフの仕事、プライベートは、とてもリアルで冷静に描かれる。仲間同士で遊ぶ間は若いころと同じスイッチが入ってテンション上がるけど、ひとりになった途端に現実にもどる感じなんて、オジサンあるあるすぎてツライ。挙句の果てに迎えるブラックなラスト。重すぎるよ。。
ひとことまとめ
旅行やグルメといった異国の非日常だからこそ際立つ、オジサンの哀愁。
イギリスショービズ界に詳しい人は笑えるでしょう。
あまり詳しくなくて楽しい気分になりたい人にはオススメしません。
スペインは呼んでいる 2017
THE TRIP TO SPAIN
イギリス Color 108分
STAFF&CAST
監督マイケル・ウィンターボトム
製作メリッサ・パーメンター/ジョシュ・ハイアムズ/ステファノ・ネグリ
撮影ジェームズ・クラーク
編集マッグス・アーノルド/ポール・モナハン/マーク・リチャードソン
出演スティーヴ・クーガン/ロブ・ブライドン
コメント
コメントを投稿